中国北西部の伝統麺料理

中国では麺料理を「面食」と言い、これは「長い麺料理」だけを言うものではなく、「小麦や蕎麦その他の雑穀などを色々な形に整えて作った生地」を使う麺料理も含んでいます。
今回は中国北西部の伝統的な家庭料理をお伝えしていきます!

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栲栲栲

主に中国山西省で食べられ、名前の歴史は1400前まで遡ります。
材料は「カラスムギ粉」を加水して練り、3~4㎝程度の固まりに分け、それを手のひらで押して厚さ1.5㎜程度に薄くします。
これを蒸籠に敷き詰め、10分程度蒸すと完成です。
黒酢につけてそのまま食べたり、ジャガイモや豚肉など他の料理と一緒に炒めて食べたりします。

庶民にとっての美味しい家庭料理だけでなく、お客様にもふるまう料理でもあり、信頼できる・仲睦まじいなどの意味もあり、様々なお祝いなどでもこの料理でおもてなしが行われました。
また、山間部では結婚や婚約の時に、新朗新婦がこれを食べますが、夫婦が共に白髪になるまで添い遂げるという意味があります。

猫耳麺

こちらは名前の通り、猫の耳の形をしている麺料理で、華北地方では主食とされ、おやつとしても食べられています。
材料は、小麦粉、蕎麦粉、カラスムギ粉、トウキビ粉などに加水し、捏ねた生地を台に押しつけ回転させて、ねじって成形します。
沸騰したお湯に生地を入れ、数分間火を通せば出来上がりです。

ブランズ

山西省や河北省南部の地域で食べられている伝統料理です。
ジャガイモ、インゲン、白菜、なす、エンジュの花など色々な材料を元に作る事ができます。
「ジャガイモでの作り方」
・ジャガイモを5分程度茹でます。
・ジャガイモをフライパンに入れ、ジャガイモの分量の3分の2の量の小麦粉を入れて平らにし、蓋をして蒸らします。
・蓋を外し、みじん切りのネギを加えて小麦粉がジャガイモにからまりねっとりするまで混ぜます。
・ごま油、塩、コショウ、醤油などで味をつけ、お好みで唐辛子や黒酢を振りかけて完成です。

主食は小麦粉

中国では小麦粉が主食で、5㎏や10㎏の大袋で販売されているのが当たり前です。
日本では小麦粉が10㎏の量で販売されているをあまり見かけませんが、日本の米と同じような状態で販売されていると思うとわかりやすいかもしれません。
中国では大きいものだと22.7㎏というサイズの強力粉が販売されており、家族の人数によっても違いますが、1ヶ月程度で消費する家庭もあるようです。
さすが中国人の主食は小麦粉ですね。