中国の5大麺料理

Soft-exでは日本ではあまり馴染みのない中国の麺料理についてご紹介していきます。
ここでは、熱乾麺と刀削麺の作り方と、偶然の出来事からこれらの麺が作られる様になった歴史的な背景についてお伝えします。
日本ではあまり知られていなかったものの、最近では見かけるようになってきた中国の特色のある麺料理についてご紹介していきます。

Pexels / Pixabay

熱乾麺(ねつかんめん)

湖北省の武漢が発祥の麺料理で、中国の食文化には欠かせない料理の一つです。
伝承としては、「タンメン売りが不景気で売れ残ったタンメンを油であえて持ち帰り、麺を茹で直して食べたところ意外と美味しかった。」
という事から誕生した料理です。

様々な作り方がありますが、基本的な調味料としてはゴマペーストとごま油が使われています。

・ゴマペーストをぬるま湯で溶かし、そこに塩、醤油、砂糖、にんにく、ラー油、スパイス、唐辛子などをいれ調味料を作ります。

・お湯を沸かし、麺を入れて7~8割まで火を通し、水で冷やし麺全体にごま油をなじませます。

・食べる前にもう一度麺を茹で、ザルにあげた後、最初に作って置いた調味料にからませます。

・具材はお好みでインゲン、トマト、炒めた挽肉などを添えます。
(お好みで黒酢、米酢、チリソースなどを加えてもOK)

刀削麺(とうしょうめん)

山西省の刀削麺がもっとも有名と言われています。
捏ねた麺の材料のかたまりを肩にのせ、包丁で削りながらお湯の中に投入して茹でるのでこの名前がつきました。
大同という町では麺だけでなく、その具材である肉のみじん切りのしょうゆ炒めが麺との相性が良く、商売繁盛した理由だと言われています。

食堂や学校などではこの麺を使い、トマトと卵を使った炒め物や、牛肉とジャガイモ煮込みの料理にこの麺を加えたりと、色々な料理に使われています。

歴史は古く、伝説ではモンゴル族が元を興した時代にまで遡るようです。
漢民族の反乱を防ぐためにすべての中国の家から金属が回収されていたため、少ししかなかった包丁を交代で使うように言われていて、使った後はモンゴル人に返却までしていたそうです。

そんな包丁を頻繁に使うことが出来なかったため、ある日薄い金属を見つけた人がこっそり家に持ち帰り、包丁の代わりに使ってみたそうです。
しかし、包丁ではないのでしっかり切ることが出来ません。
そこで包丁のように切れないなら、たたき切ればいいとひらめき、麺のかたまりをのせたまな板を肩にのせ、右手に金属片を持って麺を削り落したそうです。
火が通ったその麺を食べると美味しかった事から、麺づくりに包丁はいらないということで、この方法で麺が作られたそうです。